ヤル気のせいにしない

体験授業では、必ず親子でカウンセリングを受けて頂くことにしています。

そこで気になるのが、
「ウチの子は、ヤル気がなくて困っています。」
「ウチの子は、やれば出来るんです。」
という話をするお母さんがいらっしゃいます。

私からすると、どちらも、子育てに失敗した言い訳です。
しかも、勉強ができないのを、子どものせいにしています。
最悪のケースです。

勉強はやって当たり前なので、小さいころから学習習慣を身につけさせることをしなかった親の責任は重大です。
学習習慣が身に付いていれば、勉強は生活の一部なので、ヤル気は必要ありません。

ご飯を食べたり、テレビを見るのにヤル気が必要ですか?

私は、自分の子どもに、「勉強をしなさい。」と言ったことはありません。

そんな、我が家の子どもたちでも、勉強に集中できないことはあります。
その時には、集中力が無くてもできることをするのです。

数学を解いたり英語の文章を読むのは、集中力がないとできませんが、漢字の書き取りや英単語の書き取りならできます。
書き取りを何回もしているうちに頭が働いてくるものです。
また、百ます計算も効果的です。

そうやって、頭が働きだしたら、数学を解いたり英語の文章を読んでみる。

だから、ヤル気なんか関係ないんです。

 

先ほどの話に戻しますが、ヤル気のせいにしているご家庭のお子さんは、例外なく、とても勉強が苦手です。
正確に言えば、非常に勉強ができないので、勉強に苦手意識を持っているということです。

だったら、勉強をできるようにすれば良いだけです。

今まで、勉強に対する姿勢や勉強の仕方がまずかっただけなのですから、それを変えれば良いだけなのです。

ただし、それには、年齢的な限界があります。
私の経験上、その限界年齢は中学1年生です。

中学2年生になってしまったら、ほぼ手遅れです。

子ども自身も、既に諦めモードになっていますし、入試までの時間が足りなさすぎます。
また、そこまで手を打たなかった親御さんですから、塾との連携は出来ません。
子どもの学力向上には、塾とご家庭の連携は欠かせないのです。

それでも、何とか高校に入学させることはできますが、その先の成長が非常に心配です。
「このままでは、社会で生きていけない。」と思ってしまいます。

 

それでは、魔法の言葉をお教えします。

「勉強しなさい。」は、最悪の言葉です。
そんなことでは、子どもたちは勉強しません。

「今日の夕飯は6時の予定だけど、それまでどうするの?」と聞けばよいのです。

さすがに、普通は、「テレビを見る。」とか「ゲームしてる。」とは、親の反応が怖いので言えません。

それでも、「テレビを見る。」とか「ゲームしてる。」と言い切れる子どもだったら、明らかに育て方を間違っていますので、諦めてください。

普通は、親の反応を伺いますから、「宿題をしてしまう。」とか「塾の宿題をすませる」という話になるはずです。
自分で口にしたことは、親から言われてイヤイヤやる訳ではないので、これを習慣化するのです。